整理の仕方を考える
時間の使い方と物の整理には大変共通点があります。限られた時間(空間)にやること(物)をうまく収めるのです。その際,やる価値がないもの(不必要な物)は捨てるということをしないと,忙しくなり過ぎて(物があふれて)とんでもないことになります。時間も空間も余裕が必要です。
・ものを増やさないで永く使うのが理想。そうは言っても、ものが増えていくのは時代の流れです。効率よくものを整理していくことが大切です。
●何故片づかないんだろう?
●ものを減らすにはどうしたらいいの?
考えていきましょう。
整理とは
整理とは何でしょう。本当に自分にとって必要なものは何か、ということを捉えなおすことではないでしょうか。
ヨガの行法、「断行(だんぎょう)」、「捨行(しゃぎょう)」、「離行(りぎょう)」という考え方を応用して、人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようという「断〈だん〉捨〈しゃ〉離〈り〉」という考え方があります。
日本の古来からある考え方の「もったいない」思想が行き過ぎるとモノに支配されて、捨てられなくなってしまいます。モノを大切にすることと、不要なモノを持たないことは、矛盾することではありません。
使わずに大事に取っておいたものを、よく考えて、必要でなければ、リサイクルにまわすとか、オークションにかけるとかして処分することも大切なのです。
断=入ってくる要らない物を断つ
捨=家にずっとある要らない物を捨てる
離=物への執着から離れる
仏教の無常思想にもつながります。 「断行〈だんぎょう〉」、「捨行〈しゃぎょう〉」、「離行〈りぎょう〉」というヨガの行法を利用して、人生や日常生活に不要なものを断つ、また捨てることで、物への執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようとする考え方、生き方、処世術です。単なる「片付け」や「整理整頓」ではないというわけです。
同時に捨ててしまって後悔することもあります。そうならないためのコツが様々言われています。要約すると
1 ルールを決める:よくいわれるのが、1年使っていないものは捨てる
2 片付いた後を具体的にイメージする
3 全部出して把握しやすく
4 カテゴリーを決めてそれごとに実行する
など。
整頓とは
整頓とは、必要なものをいつでも使えるように、秩序だてて配置することです。
リビングでの整頓で考えなくてはいけないもの、それは、動線です。
家族がどのように動き、どのようにくつろぐのか、それをもう一度考えてみましょう。そこから、何をどこに置けばよいのか、見えてくると思います。
・使う頻度で置き場所を決める
・定位置を決める
・見せるものと隠すものとに分ける
・壁面を利用する
・絵になる収納グッズを利用する
・あえて余白を残す